6ナイロン注形でよくご質問いただく内容をまとめています。
A:先行開発品や量産前の試作品製作として利用されています。 ナイロンは耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性と優れた強度を有しています。 耐熱を要求されるエンジン周り(エンジンカバーやマニホールドインテークなど)の部品や、小型エンジンを使用する汎用機械のカバーの試作品として使用されています。
A:当社では製作数により最大10ショットまでの型と、20ショットまでの型の2種類を使い分けております。 型の材料費が違いますので見積をご依頼頂くときにご相談ください。 製品にアンダーカット形状がおおく、型に無理な力が加わる形状ですと1型当たりの最大製作数が少なくなることがあります。
A:800mm×800mm×500mm程度です。
A:ガラスフィラーは0%から30%まで添加できます。
A:ガラスフィラーを30%以上添加すると偏析することが分っております。 ニューテック6ナイロン注形でのガラスフィラー添加量は0%から30%までになります。
A:金型ではなくシリコン型ですので、抜き勾配が無くても製作は可能です。 多少のアンダーカットであればそのまま脱型することもできます。
A:通常のウレタン注型品に比べてナイロン注形品は割高です。 ナイロンの材料を高温にした反転型に流し込み、型の中で重合反応させて硬化させるため、反転型の材料も耐熱用のシリコンを使用していますし、注形用材料も自社手配の特注品といった理由から、ウレタン注型品比べ割高になります。
A:試作工法の為、10台~20台の小ロットが向いております。 量産品と比べた場合、型費は安くなりますが製品単価は高くなります。 その為、量産の様な数を6ナイロン注形で製作するのは、価格面から現実的ではありません。 先行開発品の試作や、量産前試作として数十台製作するのが6ナイロン注型に向いた数になります。
A:機械加工が必要のない簡単な形状であれば約2週間半~3週間で頭出し。 マニホールドインテークのような接着が必要になる複雑な製品は、約4週間半で頭出し納入になります。 製作数が多い場合は分納になります。 (工場の負荷状況により異なりますので、詳細はお問い合わせください。)
A:振動溶着用の設備と治具が必要になる為、当社では対応していません。 簡易的に接着剤+ビス止めで接着することができます。
新着記事 ・石膏鋳造がダイカスト試作に向いている理由